保育士資格
保育士の資格を取得するためには、2つの方法があります。
1.保育士を養成する学校など(指定保育士養成施設)を卒業
指定された科目をすべて勉強し、保育園などに校外実習に行くことで、卒業とともに保育士の資格を取得することができます。
2.保育士試験に合格
国家試験の一つである保育士試験に合格すれば、保育士を養成する学校に行かなくても保育士になることができます。保育士試験では、上記の保育士養成学校を卒業した人と同じ程度の知識があるかが試験によって試されます。筆記試験に全科目合格した者のみ、実技試験の受験が可能となります。
保育士試験
保育士試験は、筆記試験と実技試験があります。
筆記試験は、合計8科目あり、すべての科目に合格する必要があります。ただし、「一部科目免除」という制度をとっており、一度合格した科目は翌々年の3年間は有効です。
【筆記試験科目】 ※平成25年の保育士試験から下記科目に改正
①保育原理、②教育原理及び社会的養護、③児童家庭福祉、④社会福祉
⑤保育の心理学、⑥子どもの保健、⑦子どもの食と栄養、⑧保育実習理論
筆記試験の全ての科目に合格したら、実技試験を受験することができます。
(1)音楽表現に関する技術、(2)造形表現に関する技術、(3)言語表現に関する技術の3分野から、2分野を選択して受験します。
保育士登録
保育士として働くためには、保育士養成学校を卒業するか、保育士試験に合格して保育士資格を取得した後に、「保育士登録」をする必要があります。
保育士登録をすると、都道府県知事から「保育士証」が交付されます。保育士登録は、一度登録すれば、更新などをすることなく現行制度上ではずっと保育士を名乗ることができます。
また、保育士の申請には期限がないので、合格後はいつでも申請できます。